Rで統計解析をおこなう際に使用した変数(オブジェクト、ベクトルなど)は、Rでは内部で記憶され、Rを終了する時に「作業スペースを保存しますか?」と聞かれたときに「はい」とすると、.RDataファイルとして変数は保存されます。
ところが、これを日をおいて作業すると、現在Rの中にはどんなデータオブジェクトがあるのかを忘れてしまいがちです。そんなときにRのなかではどんなオブジェクトがあるのかを表示する方法を紹介していきます。
R内部に保存されているデータを探すときは、まずこいつを入れます。
> .GlobalEnv
<environment: R_GlobalEnv>
※大半の人は大丈夫だと思いますが、Gの前の” . ”を抜かすとエラーを返されるので一応注意してください
そして、ls関数でR内部に保存されているオブジェクト一覧を呼び出せます。
自分は日を置いてRを触ったりすると今Rの中にどんなオブジェクトが保存されているのかが、結構わからなったりするので重宝しています。
> ls(pos = .GlobalEnv)
[1] "a" "APPLE" "as.number"
[4] "B" "convertToDate" "endOfMonth"
[7] "i" "kkk" "quoteFundTsData"
[10] "quoteFXTsData" "quoteStockTsData" "quoteTsData"
[13] "R" "range" "sample"
[16] "sample_matrix" "square" "x"
[19] "X" "グラフ" "タイガース"
[22] "身長" "体重"
※ここに表示されているのは私のRにあるデータオブジェクトの名前です。
ちなみにsearch()関数を利用すると今Rにインストールされているパッケージを確認することができます。
> search()
[1] ".GlobalEnv" "package:stats" "package:graphics"
[4] "package:grDevices" "package:utils" "package:datasets"
[7] "package:methods" "Autoloads" "package:base"
後はオブジェクトの存在を直接確認するものとしてexists()関数というのがあります。使い方はexists(オブジェクト名)ですが、個人的にはあんまり使わないです。一応参考程度に