ビットコインを始めとする仮想通貨はその便利さからこの先私たちの社会に浸透するものとして大きく期待されており、その将来性から現在仮想通貨への投資が熱くなり始めています。
ですが、仮想通貨のネックとしては他の金融商品より保管が難しいという点です。株や金などは信頼のある業者が安全に管理しており、万が一の場合の補償も充実していますが2017年現在で仮想通貨を取り扱っている国内取引上は既存の証券会社などと比べると信頼性が少し足りないというのが現状です。
特に仮想通貨取引所が常に悪意のあるハッカーによってサイバー攻撃が日夜繰り替えされており、また取引所側はちゃんメアドとパスワードが保護していてもあなたがメアドとパスを使いまわしていた場合取引所に不正ログインされ中に置いてあった仮想通貨を全部盗まれる危険性も存在します。
もし日本円換算で数百・数千万円分の仮想通貨を保有している場合は、取引所ではなく自分のウォレットで管理しておくのが間違いなくオススメだと言えます。
レジャーナノSやTREZOR(トレザー)などのハードウェアウォレットでの保管は、ウォレットの秘密鍵とパスワードをネットワークから隔離された端末に保管し接続中も暗号化通信でやり取りするため悪意のある第三者にハッキングで仮想通貨を盗まれる可能性が限りなく0に近い保管方法です。
リップル(XRP)の保管方法
これまでリップル(XRP)は便利なウォレットがなく、コインチェックやMr.Rippleといった取引所で保管するのが一般的でしたが、2017年5月にLedger Nano S (レジャー・ナノS)というハードウェアウォレットで、リップル(XRP)の管理ができるようになりました。
このLedger Nano S (レジャー・ナノS)は価格が1つあたり8900円と少し高めですが、XRPが比較的簡単かつ安全・安心に保管することができるので、XRPを長期で保有するリップラーなら1つは持っておくべきものだと言えます。
ちなみにこの Ledger NanoSの対応仮想通貨は、ビットコイン・イーサリアム・イーサリアムクラシック・イーサリアム系トークン・リップル(XRP)となり、この1台で主要な仮想通貨の保管ができます。
LedgerNanoS(レジャーナノS)の使い方
⇨「Ledger NanoS」の購入方法と初期設定方法を解説!!
PINコードとパスフレーズの設定が終わったら、まず下のURLにアクセスしてapp Manegerをインストールします。(レジャーナノSは接続したままにしておいてください。)
Ledger Wallet - Organize apps on your device with the Ledger Manager app
インストールが完了したらCrorme拡張からapp Manegerを起動し、選択画面からRippleの項目の「↓」マークをクリックして、リップルのLedgerNanoSにアプリをインストールします。
クリックするとレジャーナノS側の液晶表示がProcessing・・・となり、その後レジャーナノS側のウォレット選択画面にリップルのアイコンが表示されれば成功です。
LedgerNanoS端末に「Allow Ledger maneger?(レジャーの管理を許可するか?)」と表示された場合は、チェックマーク側のボタンを押してください。
これでレジャーナノS側の設定は完了です。
PCにリップルウォレットアプリをインストール
次にPC側の設定を行っていきます。
まずhttps://www.ledgerwallet.com/appsから、PCにリップル(ripple)のウォレットをインストールします。
リンク先のGET THE APPというボタンをクリックしexeファイルをダウンロードして、PCにインストールします。
これで初期設定は完了です。
リップル(XRP)ウォレットの使い方
まずPC側でインストールしたリップルのウォレットを起動させておきます。
Windows側のウォレットアプリをダブルクリックして起動させたら、LedgerNanoSをPCに接続。PINコードを入力します。
そして、LedgerNanoS側のRippleのアイコンを選んで、
次に左右のボタンを同時押しすると下のような画面になります。
そうすると、PC側のリップルウォレットアプリが開きます。
↑でRippleの送信画面、↓でRippleの受け取りアドレスが表示されます。
LedgerNanoSの終了方法
利用が終わったらハードウェアウォレットで↓の出ている方(右側)のボタンを何回か押して「Quit app」を選択して、左右ボタン同時押ししてからPC側のウォレットアプリを閉じるだけです。
LedgerNanoSアップグレード
レジャーナノSのアップグレードはApp managerを起動させて、LedgerNanoS本体を接続すれば、自動的に最新のファームウェアやこれから管理可能予定のウォレットアプリをインストールすることが出来るようになっています。
一応上級者向け設定とかもまだまだあるみたいですが、保管と送受信はとりあえずこれでできるようになります。
ハードウェアウォレットは最初は少しだけ入金してみて、1度リカバリーチェックを行ってからの利用をお勧めします。
⇨Ledger NanoSでウォレットを復元する方法
終わり
現状でリップル(Ripple/XRP)の一番安全な保管はLedgerNanoSでしょう。
私の保有XRPも全てこのハードウェアウォレットに保管していますが、取引所やgate hubなどのようなウェブウォレットに置くより安全なので、日々安心して過ごすことが出来ています。
仮想通貨をハードウェアウォレットへ保管すると、PINコードとパスフレーズを盗まれない限りハッキングによる盗難の心配がほぼ無くなります。
また、仮にハードウェアウォレット本体を第三者に盗まれても、起動時のPIN入力を3回間違うと自動的にデータ消去される仕組みなので、最初に設定したPINコードと24のパスフレーズさえ紙に書いて厳重に保管しておけば大丈夫です。(PCやスマホのメモ帳とかに置いておくのは絶対止めてください!)
Ledger NanoSはビットコインやリップルだけではなく、他にもイーサリアムやライトコインも保管することができるのでとても便利です。
取引所に仮想通貨をそのまま置いておくと、ある日ログインしたら謎のウォレットアドレスに保管していた仮想通貨が丸ごと全部送金されていたなんてことが起こる可能性もありますが、ハードウォレットならPINコードとパスフレーズさえ保管していれば絶対安全なので、気楽に仮想通貨をホールドすることができるのでとてもオススメです。
自分はセルフGOXのリスクなども考えて一応3台くらいもってますが、とりあえず1台持っておいて絶対損はないと思います。