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【株式投資】増担保規制で株価はどうなるのか?

 

 

増担保とは?

 

 増担保とは、正式名称を『増担保規制(ましたんぽきせい)』または『信用取引規制』といい、証券取引所が行う措置の一つです。

 

twitterや2chなどのSNSでよく言われている増担・増担保と言われるやつですね。

 

そしてこの増担保規制は、信用取引による担保を通常よりも引き上げる措置のことを言い、具体的には、委託証拠金率の引き上げや現金委託証拠金率の設定などの措置がとられます。

※規制前に建てられた建て玉分については、増担保規制の対象外です。

 

この増担保規制は急騰・急落などで株価が25日線から乖離しすぎた銘柄、つまり加熱バブル気味になっているものに適応される規制措置で、上記のような措置を行うことで信用取引が行いにくくし、株価の過熱を抑えるという目的で施行されます。


ちなみに、証券取引所が実施する措置以外にも証券会社が独自に増担保規制を実施するケースもあります。

 

この場合、A証券では増担だけどB証券では普通に信用取引ができるといったケースもあります。

 

 

増担保規制による株価への影響

 

増担保は上でも述べた通り、信用取引を規制することで株価の加熱を抑えるという措置なので、増担保規制が行われた初日は大きく下落する事が一般的です。

 

まあ普通に考えて規制が入ると信用取引に必要な資金が大きくなるため、取引が消極的になって行きます。

 

なので買いが入りづらくなる上、増担=下落というイメージが強いため利確や売りが集中しやすく下落しやすくなります。

 

とはいっても株式投資に100%はなく、増担保規制になっても下落することなく上昇トレンドを続ける強い銘柄もあります。

 

2017年だと中国に仮想通貨取引所を開設すると発表したリミックスポイントなどが増担保になっても普通に上がっていたりしました。

 

こんな感じで最近では、増担保で下落することを先に織り込んで増担保になったら逆に上がるというケースもちらほら見受けられます。


とはいっても、やはり初日〜2日目あたりは下落するパターンの方が多いので、銘柄を盲信せずに柔軟に対応を考えておきましょう。

 

そしてその後ですが・・・規制入り直後の数日でワッと人が離れ、株価は行くべき所へ動き始めます。

 

仕手株や一時の加熱であれば下がりますし、リミックスやシンワアートのような指標的に割安だった銘柄なら本質的価値の見直しや大きい将来性がある銘柄なら上昇したりもします。


そういうときは出来高の推移などで市場からの注目具合を観察しましょう。

 

出来高が先細る=大抵祭り終了の合図なので早く逃げないと痛い目に合います。

 

とはいっても、2017年に大きく上げたサイバーステップなども株価が短期間で大きく上げたため増担保規制に引っかかりましたが、その後も6000円近くまで上昇を続けたりと増担保規制になったから絶対下落するわけではありません

 

むしろ増担保規制は株価が数倍に跳ね上がる上では避けては通れない関門であり、そこをクリアするならば、その銘柄の上昇はただの過熱ではなく本物だということにもなります。

 

 

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