SWELLの発表
8月21日から行われていたリップル社の謎カウントダウンでしたが、ついに本日リップル社の公式Twitterで最後のカウントダウンが発表されました!
Introducing #SwellbyRipple, where innovation, #blockchain and banking converge. pic.twitter.com/UoKD74Z2Ds
— Ripple (@Ripple) 2017年8月24日
以前からTwitterで話題になっていたSWELLというのは、※SWIFTと合併するわけでもはなく、リップル社の国際送金やPaymentに関する会議の総称だったようです。
※SWIFT・・・国際銀行間通信協会(Society of Worldwide Interbank Financial Telecommunicatoin)のことで、金融機関同士のあらゆる通信にクラウドサービスを提供する非上場の株式会社。本部はベルギーのラユルプで、設立は1973年。あらゆる国際決済がSWIFTを通じて行わており、1999年には「日額約20兆フラン(約3700兆円)を移転した」と発表している。
そして10月16日〜18日のイベント開催を発表し、その中で元FRB(連邦準備銀行)のバーナンキ―氏とWWWの開発者:ティム・バーナーズ=リー氏が講演する予定とのことです。
この今回のカウントダウン発表はXRPについてはなにも触れられませんでしたが、リップル社に今後の発展を確信する材料の一つになったと思います。

ですが、発表内容のインパクトとは裏腹に、XRP相場は下落しています。理由としては、SWIFTの凄さがあまり認識されていない、「講演する」という発表が全面的で、その内容はあまり評価されてないというところだと個人的には分析しています。
今回の発表を総括すると、内容はすごいインパクトがあったが、リップル社がカウントダウンで過度に期待感を煽り過ぎた感は否めなかった、ということになると思います。
ですが、この発表を受けてXRPの出来高において今までは日本と韓国が大半だったのがアメリカ国内での取引も増加しており、リップル社の目指す目標の国際的な周知には一役買ったものと思います。
SWELLはSWIFTを超えるかもしれない
今回ripple社が発表したSWELLはSWIFTにとって代わる存在になることを目指しているように思えます。その根拠は↓
①リップル社員 エミ氏の意味深ツイート
リップル社の日本人従業者であるエミ ヨシカワさんが↓のツイートをカウントダウン後にリツイートしました。
Ripple is going to eat Swift's lunch https://t.co/97RifR5jQI
— Barry Silbert (@barrysilbert) 2017年5月1日
リップルはSWIFTのランチを食べるつもりだ・・・つまりSWIETの目標を奪うつもりであることを示唆しているととれます。
そしてリップル社の意気込みはこちら↓
RippleはSibosでも出展しますが、トロントの別の会場で独自のカンファレンスを開催します!ペイメントの未来はここにあり。#SwellbyRipple https://t.co/QkTgiVj6KB
— Emi Yoshikawa (@emy_wng) 2017年8月25日
このSibosはSWIFTが主催している国際的な金融イベントで、毎年SWIFTがイベントを行うトロントで、同じ日にちにリップル社がイベントを行います。
これは明らかSWIFTに対してケンカを売っておりSWELLは、SWIFT(全銀協会)ではなく、ripple社が自分たちで国際送金の効率化と低コスト化に革命を起こすつもりだという決意表明の表れだと取れます。
そしてこの初会合で講演予定のバーナンキ―氏が何を語ってくれるのかとても注目したいところです。バーナンキ―氏といえばFRB議長だったころは彼の一言で相場大きく揺れたりかなりの影響力を持つ人物でした。
現在はFRB議長を辞めて講演屋になっていますが、それでも何を話してくれるのかつい期待してしまいます。
国内銀行から海外銀行に送金するケースで考えてあげれば分かるんですが、SWIFTの送金システムって手数料もめちゃ高いし、送金スピードも遅すぎるんですよね・・・。
リップル社にはXRPの値上がりへの期待だけではなく、純粋に国際送金の効率化に革命を起こしてほしいと思っています。
これからのリップル社の一挙手一投足に目が離せません。
リップルおよび「価値のインターネット」においてXRPが果たす役割
https://ripple.com/files/ripple_vision_jp.pdf