最近『NEM(ネム)』に夢中でドンドン買い増ししているうちに、結構な量になったのでハーベストとかウォレット管理について真剣に考え始めました。
そういうわけで、今回はNEMの公式ウォレットである『nano wallet(ナノウォレット)』の使用方法と私が分かりにくかった点など色々まとめておきます。
この記事をたどり着いている方は、多分ほとんど知っていると思うので説明は省略します。
⇨【仮想通貨】NEM(XEM)とは? 購入方法と今後の将来性について
NANO WALLET(ナノウォレット)にはデスクトップ版とモバイル版(アンドロイド/ios)の2種類があります。
もっているのがNEMだけで、とりあえず送受金とハーベストしたいだけならば、モバイル版をスマホに入れておくだけでいいですが、ICOに参加してecobitやdimcoinを保有する、もしくはするつもりであればデスクトップ版が必要です。
モバイル版のウォレットもありますが機能が少ないので、今回はデスクトップ版の導入をしてからモバイル版とウォレットを紐付けする方法を解説していきます。
⇨モバイル版NANO WALLETの使い方とアカウントの復元方法
NANO WALLETのダウンロードはこちらからできます。
⇨NEM - Distributed Ledger Technology (Blockchain)
上記のリンクに飛び、『DOWNLOAD THE NANO WALLET』のボタンからDropboxに移動し、ZIP形式のファイルをダウンロードします。
Dropboxに飛んだ際に、場合によってはログイン登録を促す表示が出ることがありますが、下の方にある「今は実行せずに表示を続行」をクリックすると無視する事ができます。
そして普通にダウンロードと書いてあるボタンをクリックすれば、ファイルのダウンロードが始まります。
インストールはダウンロードしたZIPファイルを解凍するだけです。
解答すると「NanoWallet」というフォルダができます。
『exe』はなく、そのファイル自体がアプリケーションのようになっているので中身は弄らないでください。
色々とファイルがあるが、『start.html』というファイルをクリックすると、Webブラウザで開き、ウォレットが起動します。
追記:8月1日最新版NANOWALLETが出ました。
NEM - Distributed Ledger Technology (Blockchain)から自分のPCにあったファイルをダウンロードして解凍し、中にある
風の噂だとGooglechromeが推奨らしいです。
多分どのWEBブラウザでもいけると思うのですが、IEや火狐でうまくいかない場合はchromeでやってみるのといいかもしれません。
右上のボタンから表示言語の変更ができます。
デフォルトは英語ですが、日本語版もあります。
右上の「sign up(アカウントの新規作成)」からウォレットの開設ができます。
作成できるウォレットは3種類ありますが、とりあえずアカウントを作るという場合は、シンプルウォレットで大丈夫です。
・シンプルウォレット
ブラウザが機械的に秘密鍵(本当の口座番号)を生成します。
この秘密鍵は、Web Cryptography APIという暗号方式で生成されており信頼度は高いです。
・ブレインウォレット
10~20単語くらいのパスフレーズを用いて秘密鍵を生成し、これがパスワードの代わりになります。
パスフレーズはパスワードより長く日本人にとっては扱いにくいですが、パスフレーズから秘密鍵を無くしてしまっても、パスフレーズを覚えていれば秘密鍵の復旧ができます。
・プライベートキーウォレット
秘密鍵を手動で入力するタイプです。
既に持っているアカウントを復元するときなどに使います。
ID(ウォレット名)とパスワードを入力してアカウント登録をします。
ウォレット名は単なるラベルなので、適当な名前にしてください。
そして、ネットワークというのはどのトランザクションネットワークを使うか選ぶ欄ですが、おそらくデフォルトで選択されている「Mainnet」で大丈夫です。
それが終わったら任意のパスワードを設定してください。
パスワードは長いほうがセキュリティ耐性が高いので、できるだけ長いものにしておきましょう。
これらの必要な情報を入力し「シンプルウォレットの作成」を押すと作成ボタンを押すとバックアップの警告画面になります。
基本的に仮想通貨のウォレットは、ウォレット自体に仮想通貨が入っているのではなく、ウォレットに登録したアカウント(口座)にはどれだけの通貨が入っていてどこに送金したなどの取引記録を保存しているのです。
まあ少し違いますが、ウォレットは銀行のキャッシュカードのようなものです。
銀行のキャッシュカードをなくしたり壊した場合は個人情報を紐付しているので、銀行にいけばカードを再発行してもらえます。
しかし、仮想通貨ウォレットは個人情報を紐づけしていないので、ウォレットをいれたスマホやPCを紛失・破損してしまった場合、それを復旧するとして個人情報の代わりに必要なのが、「ウォレットファイル(.WLT)」と「秘密鍵(プライベートキー)」です。
なので、ウォレットを紛失・破損した場合にこれがはわからなくなると、ウォレットの復旧ができなくなる(中の金がパーになる)ため、しっかりとバックアップをする必要があります。
仕様上、問い合わせなどでの復旧もできませんし、しっかりとバックアップしましょう!!(この2つは個人情報レベルに大切な情報なので厳重に保管しておきましょう。)
PC上においておくとハックされたらアウトなので、パスワード、ウォレットファイル、秘密鍵をセットで紙媒体へのプリントアウトを推奨します。
そしてバックアップとウォレットファイルのダウンロードが終わったら同意確認のチェックボックスにチェックをして次に進みます。
もしバックアップを忘れてしまった際はログインした後、アカウント管理画面でバックアップ用ファイルを生成できます。
「ウォレットの選択」からウォレット名を選び、パスワード(秘密鍵ではない)を入力するとログインができます。
ウォレットの選択に自分のウォレット名が無い場合は「ウォレットをインポート」ボタンからさっきダウンロードしたウォレットファイル(〇〇.wlt)をインポートしましょう。
ローカルストレージとはCookieのような物で、ログインを簡単にするためにブラウザに情報を保管する機能です。
NANO Walletでは、ウォレットファイルは一度インポートすれば、ローカルストレージに保管しといてくれます。
ローカルストレージに保存しているウォレットデータを消したい場合は、ホーム画面右上のアカウントのパージを選択してください。(アカウントのパージする場合はバックアップを取ったかもう一度確認してから行ってください)
ログイン後、自分のウォレットのアドレスなどが知りたい場合は、右上のアカウントボタンからクリックして飛ぶアカウント管理画面で確認できます。
⇨【仮想通貨】ブロックチェーンが作るトークンエコノミーの社会