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【金融商品】 国債とは?

今回は国債についてざっくり説明していきたいと思います。


国債(こくさい)とは「国庫債券」の略で、国が発行する債券となります。債券というのはもちろん借金のことで、国債を発行することで、国債の買い手(投資家)からお金を借りています。買い手からすれば、国債投資となります。


ちなみに、政府が発行する国債、地方自治体等が発行する地方債を総称して「公債」といいます。


そして発行された国債の大半は証券会社、銀行、保険会社などが買います。また、個人でも銀行や証券会社などを通じて購入することもできます。(正確には購入というよりも「国の借金の申し出を承諾してお金を貸す」という感じに近いです。)


もちろんお金を貸しているので、その間利息が受け取ることができます。通常の国債は年に2回利息が支払われます。そして、国債にはそれぞれ「満期(償還日)」が設定されています。


もちろん満期というのは社債などと同じように、借金の返済日のことで、この日まで国債を保有していたら、借りていたお金を全額返すというルールになっています。もし満期(償還日)が5年後であれば、5年間保有していれば貸したお金が全額返ってくるということになります。


国債への投資の最大のメリットは、この満期時の元本を日本国が保証しているという安全性です。


一般的に国債はまず銀行や証券会社が買ったものを、私達が購入するのですが、満期日の元本と半年後と、その利子の支払いについては、日本政府が責任を持っています。そのため国内でもトップクラスの安全な投資先とも言われます。特に、10年物の長期国債の金利は、無リスク資産の金利としてCAPM理論などでリスクを数値化する際に使われます。


基本的に国の経済が破綻した場合、銀行などの預金もペイオフどころではなくなるので、銀行よりも安全性は高いと言えます。こういうわけで本来、国が発行した債券は国が責任をもっていて、国家が財政破たんすることなど、まずあり得ないのでほぼ安全なはずなのですが、ギリシャは満期日に元本が払えなくなりそうになったために、2016年欧州経済危機が起こりました。


基本的に国ごとの国債の安全性は、主要格付け会社3社(ムーディーズ・S&P・フィッチ)がおこなっている国家の総合的な債務履行能力を示し、信用度の尺度であるソブリン格付けによって、格付けされています。日本国債は、2016年6月現在では高い信用力がありデフォルト・リスクが低いと予想していることを示すA評価を受けています。


そして、債権と言えば紙の束を想像する人が多いと思いますが、国債は平成15年からは完全に電子化されたペーパーレスで、今では紙製の証券はありません。そのため、国債の購入・売却という取引は、国債を買った人が金融機関に開設した振替口座の記録によって管理されています(金融機関によっては、口座管理手数料等がかかる場合があります)。


その取引状況は金融機関が発行する「取引残高報告書」等で購買履歴や残高などを確認することができます。ペーパーレス化のため、偽造や盗難、紛失、火事での焼失などの心配がなくなり、この面でも国債の安全性は高いです。


国としては金融機関だけではなくなんとか広く個人でも買い取ってもらいたいため、「個人向け国債」や「新窓販国債」など、買いやすい仕組みがいろいろ用意されている国債も発行しています。


通常の国債は5万円からの固定金利タイプだけですが、「個人向け国債」は1万円から1万円単位で買う事が出来ますし、金利は固定と変動の二つから選ぶことができますが、金利は通常国債よりも低めです。国債は期間が長いもの方が金利が高くお得ですが、10年間も資金を寝かせることにもなり、目的によっては投資機会を失う、という事にもなります。


また固定型は購入時の金利が満期まで変わらないので、金利が低い時に買って、満期時には高金利になっていた場合には、銀行の定期預金のほうがお得だった、という事にもなりかねませんしメリットばかりではありません。加えて国債はいつでも購入できるわけではなく、募集期間はそれぞれ20日間ぐらいと短めですから、よく注意して証券会社や銀行、財務省のホームページなどを見ていないといけません。



ざっくりまとめ


Q:

国債ってなに?

A:

国が発行してる債権。国が発行してる分安全性も高いが金利は低い。5年物・10年物、変動金利・固定金利といったように、投資期間や金利設定によって種類分けがされており、期間が長くなるにつれて金利は高くなる。日本国債の場合、元本割れは絶対しないが、固定金利で購入した場合、もし景気がよくなって市中銀行の方が高くなったら、国債に投資せず銀行でそのまま寝かせておいた方が得だったということになる可能性はある。

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