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【仮想通貨】WAVESの時価総額とプロジェクトの詳しい解説

 

 

WAVES(ワベス)とは?

 

 

 


ブロック生成時間:1分
取引手数料:低(0.001 WAVES)
取引速度:最大1,000トランザクション/秒

 

WAVES:「トークンと合法性、平等な移転とスマートコントラクトといった特徴をすべて持っています。私たちの目標は、現実世界のビジネスの要求を満たす、セキュリティーが高く・柔軟なWavesによる経済圏を構築し、運営することです。

Waves公式HPより引用

 

仮想通貨には、当たり前ですが作られた目的があります。例えばビットコインなら、銀行を介さない非中央政権による価値のやり取り、リップルならswiftに取って代わる国際送金の費用や時間面での革命などです。

 

ではWaves(ワベス)は何を目指しているのかというと、Wavesは「トークンを発行・流通させるためのプラットフォーム」です。

 

WAVESはなぜ注目されているのか?

 

WAVESは、使いやすさと大量採用のために設計され、ブロックチェーン上のカスタムトークン操作に焦点を当て、資金調達、クラウドファンディング、ブロックチェーン上の金融商品の取引などの活動を促進する完全に分散された、取引が透明で監査可能なブロックチェーンプラットフォームです。

 

「誰でもWavesを使用して、独自の暗号トークンを公開、配布、および取引することができます。Wavesは、ビジネス導入に必要なすべての機能を提供する包括的なブロックチェーンエコシステムを構築しています。このプラットフォームには、ユーザーアプリケーションを簡単に構築できる強力なツールとサービスが多数あります。」

Waves公式HPより引用

 

 

つまり、WavesはWavesを使って発行されるスマートコントラクトなどの機能を盛り込んだ便利なトークンを誰もが簡単に作成・流通できるようにするのがプロジェクトの目標です。

 

このWavesによって作ることのできるカスタムトークンの用途は非常に柔軟で、ブロックチェーンを介した国の通貨の転送から分散型取引まで、さまざまなアプリケーションで使用できます。

 

実際、Wavesはウォレットから文字通り2回のクリックでカスタムブロックチェーントークンを発行でき、アプリケーションの機能の一部としてCAT、カスタムアプリケーショントークンとして使用できます。

 

ほんの一例としてはICOを行い、あなたの仮想通貨を投資家に売り込み、クラウドセールを通じて資金調達をすることもできます。

 

これは資金を調達する新しい方法であり、このあなたが発行した仮想通貨は基本的に新しい種類の証券です。

 

つまりより柔軟なVALUのようなことが個人・企業問わずにできるようになるわけです。

 

Proof-of-Stake(PoS)

 

WAVESは取引の承認方式として、Proof-of-Stake(PoS)を採用しています。PoSプロトコルは、トランザクション時間の短縮とトランザクションスループットの向上を目的としたものです -

 

これを「リース(Leese)」といい、ウォレットに保有しているWavesをリースしておくとWAVESがウォレットを実際に離れることなく、新規にWavesを受け取ることができます。

 

PoSでは、各々のウォレットのWavesの保有量にしたがって、新しいWavesを受け取ることのできます。(0以上ならだれでも可能です。)

 

軽度のノードから完全なノードへの明示的なバランスリースによって、ビットコインの51%アタックのような少数のノードに取引の認証の過半数を支配されるリスクがなくなります。

 

Wavesコミュニティトークン

 

Wavesプラットフォームは、カスタムアプリケーショントークンとコミュニティベースのプロジェクトに関するものです。


Wavesコミュニティトークン(WCT)は、Wavesプラットフォームで開始されたクラウドファンディングキャンペーンのコミュニティ評価ツールを提供し、定期的な資産配分の形でWAVESトークン所有者に追加の収入ストリームを提供することにより、長期保有を促します。


WCTは、交換を除いたすべてのWaves保有者に9ヶ月以上の段階で段階的に配布されます。配布はWAVES残高のスナップショットに基づいて毎月15日に行われます。

 

すべてのWCT資産の20%が最初の月に配布され、その後10%が配布されます。このようにして、WCTは常にすべてのアクティブな保有者に価値を追加します。


WCTの次の段階では、今後開催される投票機能を使用します。

 

カスタムアプリケーショントークン(CAT)

 

カスタムアプリケーショントークン(短いCAT)は、基礎となるブロックチェーンによって暗号で保護される最も簡単な形式のデジタルトークンです。

 

Waves Platformは、企業の関心とニーズに合わせて、この機能のプラットフォーム全体を構築することによって、デジタルトークンを新しいレベルに引き上げています。

 

目標は、以前の知識にかかわらず、すべてのユーザーが自分のデジタルトークンを発行して管理できることです。

 

1波の発行手数料は非常に妥当であり、私たちのプラットフォームを実験するプロジェクトにインセンティブを与えるものとします。

 

さらに、Wavesはそのトークンを可能な限りカスタマイズ可能にしたいと考えています。場合によっては、CATを再発行可能にするオプションがあります。つまり、最初の作成後にさらに発行枚数を増やすことができます。

 

トークンの柔軟性 により、Wavesとユーザーは、ネイティブのWAVESトークンではなく、ブロックチェーン上に存在する他のトークンにトランザクション料金を支払うことができます。

 

各フルノードは、それがトランザクション料金として受け入れるトークンをそれ自体のために定義することができる。

 

これにより、企業は、第2のもの、すなわちWAVESを考慮に入れるのではなく、自分のトークンを扱うだけで済む閉じたエコシステムを作成することができます。

 

WAVESは、1つのカスタムトークンと別のカスタムトークンの取引(資産対資産取引)を提供することで、分散型ブロックチェーン取引の重要な一歩を進めています。

 

これにより、国内通貨に関連するトークンとの取引を含む、全く新しい機会が開かれ、伝統的なトレーディング・インフラストラクチャーが再現されます。

 

「Nxtが実装したアプローチを開発し、カスタムトークンの作成と、ブロックチェーントランザクションに追加された添付ファイルを使用した転送」を実現しました。

 

このアプローチでは、新しいトランザクションタイプを簡単に実装できるというメリットがあります。

 

WAVESは、コアソフトウェアモジュールに含まれていないプラグインを介して新しいトランザクションタイプが導入される拡張可能なソリューションを提供することで、この問題に近づいています。

 

関連するプラグインがインストールされていないクライアントは、引き続きこれらのカスタムトランザクションをリレーできます。

 

Wavesは、サードパーティの開発者が新しいトランザクションタイプを導入しAppstoreのようなエコシステムを構築できるようにします。

 

そして、これらの個人や企業が作ったカスタムアプリケーショントークンとコミュニティベースを取引する場所が、Wavesのウォレットに搭載されている分散取引所「DEX」です。


Wavesの分散取引所DEXとは?

 

「DEX」とは、Wavesブロックチェーンに組み込まれた分散型交換機です。DEXを使用すると、ユーザーはWavesプラットフォームで発行されたWAVES、BTC、その他の資産を含め、トークンを完全に信頼でき、また資金を集中管理された取引所に移動する必要なくトレードすることができます。

 

この分散型取引所は、特定の企業がサーバーを建てて管理するのではなく、ブロックチェーン上に存在する取引所というイメージです。


分散型取引所自体はWaves特有のものでなく、OpenlenderやEther Deltaをはじめ複数存在します。

 

分散型取引所の利点としては、以下のような点が挙げられます。

 

・ブロックチェーン上で取引が行われるため改ざんされないこと


・サーバーが落ちることが無いこと


・ハッキングに対し強力な耐性を持つ(MtGox、Cryptsy、Bitfinex、Poloniexといった中央集権型の主要取引所では過去にハッキング、盗難、DDoS攻撃を受けています)こと


・取引所側による板操作を受けないこと


・Walletと市場が統合されているため、取引のために取引所へ資産を送ったり引出したりする必要が無いこと

 

 

WAVESの場合、公式クライアント(ウォレット)にDEXが統合されているので、資産の管理・送受信・市場での取引がすべてひとつのクライアント内で完結できるという総合プラットフォームになっているわけです。(ここがWavesの凄いところです。)

 

加えて、Wavesクライアントではマルチゲートウェイによって、ドルやユーロなどのfiat(法定通貨)を市場に取り込むことができます。

 

TetherのUSDTなどと同様、1:1の価値でペッグされるトークンが発行されるのです。
つまり、ドルやユーロといった法定通貨をクライアント(ウォレット)に入金することで、その価値を保ったままWaves Platform上で暗号通貨化させられるわけです。取引はもちろん、引き出しやブロックチェーンを利用した高速送金も可能です

 

ちなみにWavesの公式クライアント(ウォレット)は、デスクトップだけではなくiOS/Android版も存在し、2017/8月初旬にはAndroid版にもDEXが実装されました。(iOS版もAppleの許可が降り次第実装予定)


これにより出先であっても、資産の送受信や市場取引が可能となったわけです。

 

 

Wavesの保管方法


Waves Lite Clientは公式の財布ソフトウェアであり、大量採用を念頭に置いて設計されています。ブロックチェーンをダウンロードする必要はありません。

 

ライトクライアントは、Wavesネットワークのランダムノードに直接接続するので、Liteクライアントは、複数通貨ウォレットと呼ぶこともできます。

 

ユーザーがWAVESを保持できるだけでなく、Wavesブロックチェーンで発行されたカスタムトークンも保持できます。

 

また、他のカスタムトークンやWAVESに対して前述のカスタムトークンの取引を可能にするDEX(Waves Distributed Exchange)も備えています。

 

 

Waves(ワベス)公式ウォレット『Waves Lite Client』のダウンロードとDEXの使い方 

 

 

Wavesの上場先


Bittrex(通貨ペアWAVES / BTCの下)
YoBit(通貨ペアWAVES / BTC)
Waves Distributed Exchange(通貨ペアリングWAVES / BTC)
Exmo(通貨ペアWaves / BTCの下)


WavesのTwitter:@wavesplatform
Waves CEOのTwitter: @ sasha35625

 

時価総額の推移


2016年7月21日、Wavesの時価総額は28,920,900ドルでした。
2016年10月24日、Wavesの時価総額は初めて30,000,000ドルを超えました。
2017年4月24日、Wavesの時価総額は初めて50000万ドルを超えました。
2017年5月11日、Wavesの時価総額は初めて1億ドルを超えました。
2017年5月20日、Wavesの時価総額は初めて150,000,000ドルを超えました。
5月23日から5月24日まで、Wavesの時価総額は188,212,000ドルから263,789,000ドルに増加しました。
Wavesの時価総額は、2017年6月2日に最初に3億ドルを超えました。
2017年6月4日、Wavesの時価総額は最初に500,000,000ドルを超えました。

 

 

Wavesの企業との提携

 

上述したようにWavesクライアント内では、誰もが簡単に独自のトークンを発行することが可能です。


トークン発行費用は1WAVESのみで維持費はかからず、トークンは名前、総発行量、小数点の桁数、追加発行の可否などが設定でき、発行されたカスタムトークンはすぐにDEXで取引が可能です。

 

Wavesでは、企業や団体を取り込み、独自トークンを発行させる試みがなされています。


その成果の1つとして2017年8月には、世界大手ハンバーガーチェーンの1つである「バーガーキング」のロシア支部が、Waves Platform内で独自トークン「Whoppercoin」を発行しました。


このバーガーキングトークンの場合、店頭で1ルーブル(1ルーブルは約1.7円)を支払う毎に1トークンが付与され、1700トークン集めるとハンバーガー1つと交換できるそうです。


「それってポイントカードじゃん?」と思った方も多いと思います。既存のポイントカードと何が違うのかは後述したいと思います。

 

 

トークンとポイントとの違い

 

100円につき1ポイント、なんて仕組みは、Tポイントはもちろん、個人経営の店のスタンプカードできるシステムです。


ではなぜそれを、わざわざ仮想通貨(トークン)を使ってやるのかというとその理由はまず発行・管理維持コストです。

 

特に大企業がポイントサービスを始める場合、ポイント用のサーバーを構築したり、サーバーのランニングコストや冗長性の確保に大きなコストが掛かります。

 

ですが、ここでWavesクライアントやテックビューロの「mijin」を用いれば、自社でサーバーを維持管理する必要がありませんし、発行自体にかかる費用も従来の数十分の1に抑えることができます。


また、発行されたトークンはWAVESブロックチェーン上にあることから、たとえば国際小売りチェーンが自社トークンを発行した際、国を跨いだ送受信も高速かつ低コストで行なえます。

 

またこれは利用者側にもメリットが存在し、ユーザーは自分のウォレット内にあるトークンを高速かつ低コストで送受信できるほか、DEXで取引することでBTCや法定通貨に換金することが可能です。

 


上記をまとめると

 

・企業は独自トークンを発行し、より低コストで顧客の囲い込みが行える


・消費者は発行されたトークンを売買することで、現金還元や集めているポイントへ集約化することができる

 


つまり企業、消費者双方にメリットがあるわけです。こういった点からWavesを始めとした仮想通貨・ブロックチェーンは世界中の国や企業から注目されているわけです。

 

ちなみにこの取り組みは日本でもすでに始まっており、関西のあべのハルカスなどでは17年7月に自社の仮想通貨である「ハルカスコイン」の実用化にむけた実証実験を行っています。(このプラットフォームにWavesは使われていません)

 

終わり

 

Wavesは日本国内の取引所ではまだ取り扱われておらず、あまり知名度がありませんが、いろいろ調べたところ結構プロジェクトも中身があり草コインの中では期待できるほうだと思います。

 

もちろんWavesと同じようなことをしようとしている仮想通貨プロジェクトも存在しており、NEMなどは世界規模で同じことをやろうとしています。

 

正直NEMのほうがWavesよりも支援組織などが強いと思いますが、ロシアは世界の中でも独特の国ですし、Waves運営とロシア政府が繋がりはある以上ロシアではWavesがトークンプラットフォームとしての覇権を手にするかもしれません。

 

Wavesが成功して現在の400円から大きく値上がりするか、NEMやイーサ、あるいは他の仮想通貨にトークンプラットフォームの座を奪われて失敗するかは分かりませんが、今のところ期待はできるほうだと言えます。

 

あくまで投資は自己責任でお願いいたします。