今回はiXLedgerについて紹介していきたいと思います。
iXLedger(IXT)とは?
「iXLedger(IXT)」とは、イーサリアムをプラットフォームとしたブロックチェーン技術であり、保険市場のための画期的なブロックチェーンプラットフォームを目指している仮想通貨の1つです。
Xleder(IXT)が目指すのは保険業界の「ムダ」の削減を目的としたプロジェクトであり、保険と聞くと一般的には自動車保険や生命保険、火災保険などを想像しますが、iXledger(IXT)が提供しようとしているブロックチェーンプラットフォームはこの保険とは少し異なり、「再保険」という市場になります。
再保険というのは、要するに保険会社のための保険であり、地震や台風などによる災害などで、急な保険金支払いに起きてしまい、手持ちの資金が不足した場合に備えてあらゆる保険会社は「再保険会社」に加入している
この再保険会社としてはイギリスのロイズや、日本では損害保険各社が共同で出資・設立したトーア再保険会社などが有名です。
Xledger(IXT)の目標は、スマートコントラクトによって保険市場取引や保険商品の管理などを一元的に行い、これらに関係する再保険会社、保険会社、ブローカー、システム開発運用者、そしてその先の私たち顧客を繋ぐ全く新しい代替保険市場を創出することにあります。
ちなみにiXLedger(IXT)は元々「insureX」という名前でしたが、「insure」というのが、実際の保険会社と間際らしいみたいで、ブランティングの面から名称変更に踏み切ったようです。
・公式HP
iXLedgerのチャート
iXLedgerは過去に100円を付けていましたが2017年9月には30円まで下落しこの記事を書いた日には、10円を切るような値動きとなっています。
そんなiXLedgerのふがいない値動きにスッラクや匿名掲示板では、iXLedgerに対して失望したといった声もチラホラ見受けられますが、iXLedgerには一応価格上昇材料があります。
iXledgerとGen Reとの戦略的提携!
iXledgerとGen Reが戦略的提携
ロンドンをベースにした、ブロックチェーンで保険ソリューションを提供するテクノロジーカンパニーiXledgerは、世界をリードする再保険会社の1つであるGen Reと提携することを発表しました。
iXledgerのブロックチェーン保険ソリューション
iXledgerとGen Reは先進的なブロックチェーンの技術を用いて、保険市場を改革するために初期のフェーズから協働することを決めました。
Gen Reは専門的なソフトウェアや先進的なテクノロジーの恩恵を、iXledgerのブロックチェーンを初期に採用することで受けるでしょう。
markets.businessinsider.comより引用
今回の目的はGen Reの生命保険会社の顧客でiXledgerの使用事例を作り、それを拡大するためです。このプロジェクトはまずUKにフォーカスを当てていますが、いずれEU, Asia, USにも拡大できるポテンシャルを秘めています。
iXledgerはブロックチェーンを用いて革新的な保険ソリューションを提供します。それによって保険関係の取引の効率化とプライバシーデータを保護できる可能性を秘めています。
Gen Reというのは私たち一般人にはあまり馴染みがありませんが、生命保険や災害保険業界に再保険のソリューションを提供しています。
またGen Reは、投資の神様であるウォーレンバフェット氏の運営するバークシャー=ハサウェイの100%子会社で、資本金は130億ドル、年間保険料収入は56億ドル。
主要再保険会社の中でもグローバルにオフィスとネットワークを持っている、リーディングカンパニーです。
このGen Reとの業務提携は残念ながらまだIXTの価格には反映されていませんが、私は期待できる材料だと見ています。
IXTのブロックチェーン技術による目的
IXTのブロックチェーン技術は、上述したように保険会社における再保険市場で効率的なソリューションを生む製品を提供することにあると言えます。
IXTの売り出そうとしている製品の概要がコチラ ↓
保険を購入して販売する保険商品を販売している企業は、それらを市場に出すだろう。保険を購入しようとする企業は、検索を使用するか、リスティングを通知します。
ポートフォリオ管理取引を整理するために、ダッシュボードのポートフォリオとして構成することができます。トランザクションの高度な集約情報が利用可能です。
移行実行適切な保険商品が見つかると、参加者は必要な情報を交換するプロセスを開始します。各ステップはInsureXプラットフォームで追跡されます。
リアルタイム市場の洞察提供されているものを確認し、市場の理解と洞察を得るために、豊かで強力なダッシュボードがあなたにリアルタイムの視点を提供します。
この保険製品を開発し、Gen Reを初めとした世界の大手保険会社に売り込むことが成功すればこのプロジェクトは成功だと言えます。
SlackでのCEOの発言まとめ
海外の掲示板サイトであるSlackでiXLedgerのCEOであるIngemar氏が色々と発言しているのでまとめておきます。
1.iXLedgerについては保険会社に提供するための製品のプロトタイプは、すでに完成している。
2 .このプロトタイプの製品は既存顧客であるGen Reだけではなく、他の潜在顧客である保険会社に向けてもプレゼンなどで売り込みをかけている。BtoCは後回しっぽい
3.Gen Reとの契約により定期収入が入ってきているため、資金繰りは安定している。
ICOには、EcobitやStatusみたいに金だけ集めておいて、プロジェクト自体は何も進んでいなかったりするような、詐欺まがいのICOも多数存在しており、中国を初めとして世界各国で規制などが検討されていますが、iXLedgerはすでに大手保険会社と契約締結しており、今のところ順調に進んでいます。
→【どうなるビットコイン!?】中国がとうとう仮想通貨・ICOの規制に動き出す!!
もちろん今後どうなるかはわかりませんが、今のところは期待できるといえます。
$IXT #iXledger ビジネス開発マネジャーとインフラ責任者を雇用、今日から仕事し始めたとのこと pic.twitter.com/I3Vym7gvHJ
— CryptoPeko仮想通貨のペコちゃん (@CryptoPeko) 2017年9月18日
他にもビジネスマネージャーとインフラ責任者雇用するなどプロジェクトの拡大に力を入れているのが伺えます。
・こちらでIXTに関する最新情報を入手できます。
→https://insurex.herokuapp.com/
iXLedgerの購入方法
iXLedgerはプレセールからBittrex, Yunbi, Binanceなどに上場の手続きを進めていたことになりますが、なかなか難航しているようで今のところHitbtcとYunbiでのみの上場となっています。(17年9月現在)
$IXT #iXledger
— CryptoPeko仮想通貨のペコちゃん (@CryptoPeko) 2017年9月18日
"Yobitに上場したからといって動きを止めることはないです。もっと大きな取引所に上場するためにまだまだ懸命に努力しています" pic.twitter.com/6vcO0uo7qi
Bittrexに上場してほしいとおもうのですが、噂によるとICO時にハッキングにあってしまったのが、Bittrex運営からマイナス印象のようです。
一応、海外の取引所の使い方がよくわからないという人は、Ether Deltaでの購入するのがオススメです。
→分散取引所 Ether Delta(イーサデルタ)の登録・取引などの使い方を解説!
そして購入したIXTは、取引所ではなくMy Ether Walletで管理するのが一番手軽かつ安全でしょう。
まとめ
保険会社の保険という再保険市場は、保険会社で構成されているマーケットなので非常に時価総額的に大きなマーケットです。
このままiXLedgerのプロジェクト順調にいきどこかの大手保険会社数社と提携ができれば、その価格は10倍もすぐに達成できるとみています。
そうならない場合は売却してさようならということになってしまいますが、Gen Reは投資の神様で有名なバフェット氏の運営する投資ファンドであるバークシャー・ハサウェイの100%子会社なので、そういうところが目を付けるということは何かしら光る部分があるのだと思います。
→投資の神様ウォーレン=バフェットから学ぶ気楽に仮想通貨投資ができる投資方法とは!?
※あくまで投資は自己責任でお願いいたします