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【金融知識】経済学の目的と経済主体

 

 

・経済学とは何か? 

 

 経済学とは、その名前の通り経済現象を分析していく学問です。分析の方法は大きく「マクロ経済学」と「ミクロ経済学」の2つのアプローチに分類することができます。

 

 

・経済学の目的

 

まず経済学が研究の対象としているのは、「財」のうちでも、「経済財」と呼ばれる、需要に対して供給が少ないため、売買の対象となるモノです。

 

つまり、経済学における基本的問題は、経済を回す人間の欲望は際限がなく多様だが、それを満たすための資源は希少であることです。

 

このため経済学では、この希少な資源をいかに効率的に利用するかが問題となります。経済学とは、すべての人々の欲望を満たすために、労働・材料・資本・土地といった有限な資源を利用して、何をどのようにつくり、そしてその成果(財・サービス)をどのように分配するのかを考えていく学問なのです。

 

 

・経済学の基本的な用語

 

 まず「経済」とは、定義するならば、財・サービスの生産・分配・流通・消費などの関するすべての働きを意味します。

 

「財」というのは、少し聞き慣れない単語ですが、要するに人間生活に必要なモノのうち、形のあるモノのことです。

 

「サービス」とは、日常生活に必要なモノのうち、形のないモノのことをさします。(要するに接客や教育・医療サービスの事です。)

 

経済学で出てくる用語には、日常よく使う言葉であっても、意味が大分違う言葉が結構あるので、注意が必要です。

 

 

・3つ経済主体と経済循環

 

経済活動の担い手のことを経済主体といいます。代表的な経済主体は「家計」、「企業」、「政府」です。

 

 

「家計」

「家計」は、企業や政府に労働力を提供し、その報酬として賃金を受け取り、生活に必要な「財・サービス」の購入・消費を行う主体です。

財市場においては、彼らは代表的な消費者として行動します。

 

 

「企業」

「企業」とは、「家計」から購入した労働力を用いて、財やサービスを生産し、それを「家計」や「政府」に供給する主体です。財市場においては、彼らは唯一の生産者として行動します。

 

 

市場経済、すなわち、売り手と買い手が市場で自由に取引を行う経済では、本来は、家計(買い手)と企業(売り手)という2つの主体だけでも効率的な資源配分が成立するはずです。(価格の自動調節機能)

 

しかし、売り手と買い手だけに任せておくと、現実にはさまざまな問題が生じることがあり、その問題を解消するために存在しているのが「政府」(中央政府・地方公共団体など)です。

 

 

政府」

「政府」は、いわば調整役として、家計や企業の経済活動基盤を整備・調整するために財政活動を行う経済主体です。

 

これらの経済主体間のやりとりを図示したものが、経済循環図です。経済循環図を理解することは、経済の営みを理解していく上で非常に重要です。

 

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(参照:https://twitter.com/komin_tan)

 

 

「市場」とは、あるモノを取引する場、買い手と売り手が出会う場所です。取引されるモノによって、買い手や売り手も異なります。